薬剤師と調剤事務の役割分担や処方せん受付の流れなど、
リフレ調剤薬局の薬局業務の内容を公開します。
すべての業務は、全店舗で標準化(業務統一)されていて、全店舗、同じルールと手順で業務が行われています。
そのため、薬剤師の仕事と調剤事務の仕事が明確に分かれています。
◆ 調剤 ◆ |
計量が必要な調剤 |
◆ 投薬 ◆ |
服薬指導、薬歴作成 |
◆ 監査 ◆ |
入力監査、薬の監査、数量の監査 |
◆ 対人業務 ◆ |
薬を渡した後の患者フォロー、在宅訪問 |
◆ 患者対応 ◆ |
受付、会計、環境整備、備品管理 |
◆ 調剤補助 ◆ |
ピッキング、簡単な分包等の作業 |
◆ レセコン入力 ◆ |
処方せんの情報入力、QRコード読み込み |
◆ 医薬品管理 ◆ |
発注業務、棚卸業務、不動品処理 |
リフレ調剤薬局の処方せん受付の流れをご覧ください。
患者様から処方せんを頂戴し、保険証とお薬手帳をお預かりします。初回のみ問診表を記入していただきます。
薬剤師が、処方せんの内容を確認します。患者様からジェネリックの希望、残薬などの情報を聞き取りします。
薬剤師の確認が終わったら、処方せんのコピーをとり、処方せんの情報をレセコンに入力します。
レセコン入力と並行して調剤します。処方せんの通り、かごに薬を集めます。
QRコード入力店舗のみ、入力監査が不要です。処方せんの記載順に薬と数量を確認します。目視で確認後、ピッキングシステムで照合します。
患者様にお薬を確認して頂き、服薬指導を行います。
薬剤師の投薬が終ったら、調剤事務が会計を行います。薬代を頂き、領収書と明細書をお渡しします。
翌営業日までに、SOAPの形式で薬歴を記入します。
1日2回、12時過ぎと業務終了後に発注作業を行います。発注作業は、5分程度の簡単な作業です。
処方せん受付から発注業務まで、詳しい業務内容をご覧ください。
患者様の受付した順番を、番号札で順番管理しています。同じ患者様から処方せんを2枚同時に受付した場合は、同時会計の札をつけて管理しています。
※調剤業務と並行して行います。
患者情報は、生年月日で呼び出します。前回来局時と保険証の内容に変更がないことを確認します。処方せんに記載されている内容の通り上から順番に入力します。
QRコードがある処方せんに関しては、処方せんのQRコードを読み取ると、患者情報が呼び出され、処方せんの情報が自動で登録されます。
処方せん情報入力後、紙に打ち出した書類の挟み方は、全店舗で統一されています。下から順に、薬剤情報提供書、初回アンケート(ある場合)、調剤録、薬袋、手帳シールの順にバインダーに挟みます。
※入力業務と並行して行います。
ピッキングサポートシステムを使用します。調剤者は、処方せんにもとづき調剤を行い、それぞれの薬品ごとに輪ゴムで止め、監査者がわかりやすいように処方せん記載順にトレイに入れます。ピッキングのハンディーでGS1コードを読み込み記録を出します。
全自動錠散分包機(全自動錠剤分包機導入店あり)を使用します。レセコンの入力が終わると、入力情報が分包機に反映されます。錠剤分包機で分包を予約すると、自動で分包が開始されます。カセットのない薬は分包機の指示に従い、薬をセットします。服用時点毎に薬の内容が異なる場合は、必ず印字一包します。薬の内容が同一の場合は、患者が印字を希望する場合を除き、印字一包しません。
全自動錠散分包機を使用します。散薬の計量は、電子天秤一体型監査システムで行います。監査時に再チェックできる様に秤量を薬剤毎に残しておきます。レセコン入力が終わると、分包機に処方せん入力情報が反映されます。分包を予約し、計量した散薬を分包機にセットします。服用時点毎に薬の内容が異なる場合は、必ず印字一包します。薬の内容が同一の場合は、患者が印字を希望する場合を除き、印字一包しません。
軟膏練機または軟膏板とヘラを使用します。薬剤の計量は電子天秤を使用し、監査時に再チェックできる様に秤量を薬剤毎に残しておきます。軟膏練機を使用すると、わずか1分で滑らかに混和できます。最大240gまで混合可能です。
処方せん入力が正しく行われているか?薬剤名、規格、数量、日数、使用部位などを確認します。処方せんとお薬手帳のシールを見比べて、正しく入力できてるか?確認します。
薬が正しく調剤出来ているか?集められた薬を確認します。処方せんの記載と薬、数量を確認した後に、ピッキングサポートシステムを使用し、最終監査を行います。ピッキングの記録は、調剤録の裏側に添付して保存します。PTPはシートの破損がないか注意し、薬袋の記載事項も確認します。
錠剤の場合、服用時点ごとに、薬の刻印を確認ます。コンタミネーションがないか?十分に注意します。散薬の場合、計量の記録を確認し、服用時点ごとに分包された散薬を確認します。計量の記録は調剤録の裏側に添付して保存します。PTP監査同様に薬袋の記載事項も確認します。
患者様に用法・用量の説明、服用に際しての注意点等を伝えます。患者様と一緒に処方された薬剤を確認しながら投薬を行い、薬剤の適正使用が行われるよう、必要な情報を収集すると共に、服用に際しての指導を行います。患者様が理解しやすい言葉を選択し、薬袋及び薬剤情報提供書は患者様に向けて説明を行います。
薬袋に透明のチャック袋を採用しています。投薬時、投薬者が患者様と一緒に薬の確認を行うためです。投薬者は、処方せんの記載順に処方されたお薬を、患者様に確認して頂きながら投薬を行います。
発注作業は5分程度の簡単な作業です。
1日の処方量をリストで出力し、必要量を考えながら行う発注は行いません。業務終了後の時間を最大限有効活用できる仕事の仕組みを導入しています。